エイジングケア
- Shade(色)
- Shape(形)
- Surface(表面性状)
- 黄ばみ・着色がある
- ひび割れ・欠けがある
- すき間が目立つ
- へこみ・くびれがある
- むし歯がある
- 溶けてすり減っている
- 歯ぐきが下がっている
- ツヤ・光沢がない
男性女性問わず、いつまでも若々しく美しくありたいという要望は誰しもが持っていると思います。
そして、その美と健康を維持するために、実は非常に重要なのが、「オーラルケア」。
2022年に日本経済新聞社主催丸の内キャリア塾で実施したアンケートによると、印象の良さを左右する外見的な要素として重視するものに「笑顔」そして要素ともいえる「目元」「口元」と回答された方の割合が多くを占め、改めてオーラルケアの重要さが浮き彫りとなる結果となりました。
口元の印象が悪いと、せっかくの笑顔も台無し、ということになりかねません。お肌のケアと同じように、お口のケアもとても重要です。
歯にもしっかり栄養を与えて、10年後もキレイな笑顔を維持しましょう。
あなたのエナメル年齢は?
一言で「歯」といってもいろんな組織で構成されておりますが、最も見た目に影響している部分が、歯の表面を覆っている「エナメル質」といえるでしょう。
エナメル質は個人によってその形態が異なりますが、歳を重ねることで、色があめ色に変化したり、ヒビや欠け、歯茎の隙間や後退など、さまざまな変化が現れます。
エナメル年齢はどこで差がつくか
エナメル質のエイジングケア
むし歯菌の出す酸や酸性度の高い食品・飲料等によってエナメル質から溶け出てしまうミネラルは、本来は唾液の力によって自然に回復します(再石灰化)。
しかしバランスが崩れ溶け出す方が多くなって唾液の助けが間に合わない場合は積極的にミネラル補給をすることが大切になってきます。
歯のエナメル質の97%はハイドロキシアパタイトでできていますので、歯とほぼ同じ成分であるナノ粒子ハイドロキシアパタイトを歯の表面に直接補給すると、この再石灰化作用を計画的に高めることができます。
エナメル質を守り、キレイな歯を取り戻すためには、この「ミネラル補給」がポイントです。
プロフェッショナルケア
研磨から修復へ、ミクロの傷を埋めるナノケアを
当院では、従来のような歯面研磨によるケアではなく、歯面修復によるケア、つまり、「削る」のではなく「埋める」ケアを実践しています。
具体的には、歯面には研磨による傷を含めて様々な凹凸が存在しますが、その凹凸部分を歯と同じ成分であるハイドロキシアパタイトで埋め立てていきます。
これにより、歯質内部にまでミネラル分を補給し、歯質の強化と再石灰化を促進して虫歯に負けない丈夫な歯に改質していきます。
ステイン除去
歯に付いたステインは、審美的な面からも、歯の健康の面からも、除去することが望ましいのは言うまでもありません。
しかしながら一方で、ステイン除去のために使用する超音波スケーラーや研磨剤が含まれたペーストなどは、その使い方によっては歯の表面を徐々に荒らしてしまう可能性が高く、結果的に汚れをつきやすくしてしまっている可能性は否定できません。
そこで当院では、「ついたら落とす」の繰り返しから「つきにくくする、落としやすくする」ことへ発想を転換したアプローチを行っております。
ナノ粒子ハイドロキシアパタイトによるケアを行うことで歯面をツルツルに改質し、ステインの沈着を予防します。
ホワイトニング
クリーニングでは落とせないような歯の黄ばみや変色も、ホワイトニングを行うことで白さを取り戻すことができます。
ですが、一方でホワイトニングに使用される薬剤には過酸化水素や過酸化尿素が含まれており、これらの薬剤を使用したあとは、エナメル質の表面をなめらかに維持することが色の後戻りを抑えるポイントになります。
歯の表面があれてしまうと、汚れも付きやすく、カレーなどの食品に含まれる色素の沈着もかえってしやすくなってしまいます。
そこで当院では、ホワイトニング後に歯の表面にナノ粒子ハイドロキシアパタイトを含むペーストを使用してミネラル分を補給することで歯の表面をツルツルに整え、汚れの付着や色素の沈着を防ぐケアを行っています。
セルフケア
毎日のブラッシング
毎日のブラッシングでミネラル補給を行うには、歯磨き剤に薬用成分として「薬用ハイドロキシアパタイト」が含まれているものを選ぶとよいでしょう。
薬用成分が入っている歯磨き剤は、パッケージに「医薬部外品」との表記がされています。
どのような成分が含まれているのか確認しながら、自分に必要な成分が含まれた商品を選ぶようにしましょう。
当院では、患者さん一人一人のデータをもとに、どのような成分が必要なのかを検査したうえでのセルフケア処方も行っております。
ご自身に合った商品を選びたい、知りたい、という方はどうぞお気軽にお声がけください。
マウスピースを利用したミネラル補給
マウスピースを使用して、歯にパックするようにミネラルを浸透させるトリートメントケアもおススメです。
浸透させる薬剤は、ミネラルの他にもフッ素や殺菌剤など、ご自身に必要な薬剤をチョイスして使用することもできます。
例>
ミネラル補給なら、ナノ粒子ハイドロキシアパタイト製剤
歯を強くするなら、フッ素製剤
歯周病ケアなら、殺菌剤
白くするなら、ホワイトニング剤
歯磨き剤と合わせて、自分に必要な成分を意識しながら選ぶようにしましょう。