十分な説明、カウンセリング
当院では、患者さんへのご説明、カウンセリングのほか、患者さんからのヒアリングもとても重要視しています。
患者さんのご理解・ご協力を得るために
歯の健康を維持するための予防ケアはもちろんのこと、最適な治療を行うためにも、患者さんのご理解とご協力はなくてはならない大切な要素。
そのために、お口の中が今どのような状態になっているのか、どのような治療が必要で、そのためにはどのぐらいの期間がかかるのかなどを詳しくご説明させていただきます。
ですが、私たち歯科医師・歯科衛生士は、患者さんの口腔内を診ると、大体どんな状態か、どういったリスクがあるのかということは把握できますが、その状態を口頭で説明するだけでは、患者さんの理解を得ることは容易ではありません。
特に自覚症状がない場合だと、説明を受けた内容が実際にご自身のお口の中で起きてるということに、いまいちピンと来ない方がほとんどです。
そこで、ご説明の際には口腔内の状態を目に見える形で数値化することのできる検査や画像、動画などを利用しています。
患者さんになるべくわかりやすいような形で検査結果もご説明させていだたいてますので、検査結果についてはもちろん、治療への疑問や不安などもお気軽にご相談ください。
最適な予防プログラムを組むために
予防の成果を高く得るには、まずは患者さんのパーソナルデータの把握を行うことが大切です。
パーソナルデータには、①診てわかる情報、②聞いてわかる情報、③探ってわかる情報の3つがあります。
①は口腔内を診る、あるいは検査してわかる情報で、臨床所見や検査結果が含まれます。
②は患者さんに聞かなければわからない情報で、セルフケアの状況や治療に対する理解度などが含まれます。
③は患者さんにちょっと聞いただけでは教えてくれない、あるいは突っ込んで聞かないとわからない情報です。
特に③に関しては、例えば酸蝕症の患者さんは、その原因となる飲み物を気づかずに飲んでいる可能性がありますし、あるいは悪いと気づいているから後ろめたくて教えないのかもしれません。したがって、専門家である私たちが意識して情報を収集する必要があります。
個々の患者さんに合わせた予防を行うには大切な事項で、通常の問診では見過ごしてしまうことがあります。
このような情報は、何でも話せる信頼関係を築かないとなかなか把握することが難しいものです。
当院は何でも話せる、ご相談できる雰囲気作りを、常に心がけておりますので、どうか遠慮なくお話しください。